2008年01月10日

キノコの化物 第一回

キノコの化物 第一回(全四回)

おじいさんが話しているのは、山形の最上地方のある村の昔話です。
ほら話と言うおもしろくて、ちょっとおかしな話だそうです。
おじいさんは、囲炉裏の火をいじりながら、湯飲みの酒をくいっと飲み込んで、おもむろに話をはじめました。「んだじゅ、ここだら、ここだら、、、」
おじいさんは訛ったままでしたので、分からないところは通訳しながら進めます。
丁度、村はずれの左の道をずうっと行った峠のあたり。
「毎晩、化物出はったけど。」
その化物は、人来がくると、「おうしぇ、待でやぁ、おうしぇ、待でぁ。」つまり、「おーい、待て!おーい、待て!」と、怖い声で呼び止めていたそうです。
そんな噂がまたたくまに村中に広まり、村人は怖がって、だれも、その道を通らなくなって、でも、その道が通ることが出来ないと、隣村にいくのに大変遠回りをしなければならず、困り果てていました。
ほんで、ほれ、村のしたづ(人達)ぁ、困ってしまて、「誰が、あの化物退治してける人、えねべがやぁ」
てゆったけんども、誰も、えねけど。
それで、村人たちは、「誰か、化物退治ができるような、力と知恵と勇気をかねそなえた者はいないだろうかと、相談していました。



この写真は、肘折ニイさんのところで撮らせてもらった物です。
どうもありがとうございました。
ホントに大きな舞茸でした。
昔はもっとおおきなものもあったと言うお話でしたので、
本当に化物もいたのかもしれないなと思いました。
                                                  つづく


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この記事へのコメント
天然舞茸、美味しそうですの~。
話の展開も気になります。
Posted by しみじみしじみ at 2008年01月10日 11:05
話の続きも気になるし…
まいたけの行方も気になるし…
Posted by 婆薔薇 at 2008年01月10日 11:21
しみじみしじみさん、
婆薔薇 さん
どうもおしょうしなっす!(^^)!

現在、原稿と向き合い格闘中です。
Posted by ほんねずほんねず at 2008年01月10日 11:44
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