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Posted by んだ!ブログ運営事務局 at

2007年11月21日

雪の山茶花

今日は本格的な雪模様。おおきなボタン雪が、あっという間につもりました。雪の山茶花  


Posted by ほんねず at 22:02Comments(0)ご近所の四季

2007年11月21日

「へらへらのへら 2」 (置賜-方言版)

「へらへらのへら 2」 (置賜-方言版)

第二回 (全三回)

設定:祖母-おしげ 孫-ゆめちゃん(四歳)
ゆめちゃん、きんな(昨日)の話っ子おぼえっだが?
ん、おぼえっだよ、ちゃんと。
信心深いばんちゃんが、団子こしぇで、ほの団子がころころころころがって、ほいずば、お地蔵さま、食って、うまがったって笑ったっけど………ほんねっけが? んだべ。
んだ、んだ、ゆめちゃんは賢いずね。
ばんちゃん、話っ子の続き、はやぐ………
んだね、こっからおもしゃぐなっからな。

………間………

ドン、ドン、ドン………。
どごがらがすごい音してきたっけど。
雷の音でもね。どんづき(地固め)の音でもね。
なんの音だがわがんねくて、ばんちゃんはおかなくて(怖くて)ぶるぶる震えだっけど。
ほうすっど、お地蔵さまが、「おれの後ろさかぐっでいろ。」って言ったけど。
「んだがって………」 ばんちゃん、お地蔵さまの後ろさかぐっだっけど。
ドン、ドン、ドン………。
ほの音、なんの音だが、ゆめちゃんはわがっか?
おら、わがらねずぅ。ほだいおっきな音だっけの。
んだよ。この世の音とはおもわんねっけど。
うわ~っ。おっかねえぇ。
ゆめちゃんは、ばんちゃんさ抱きついだ。
ハハハッ。だいじょうぶだ。
ほの、ばんちゃんも、お地蔵さまさ、おっかねぇって言って、抱きついだっけど。
ドン、ドン、ドン………。
「腹へった。腹へった。なにかうまい食い物ねぇが?」って、鬼が、いっぱいきたんだっけど。鬼は赤いのや青いのや黄色いのやいろいろいでよ、あだまさは角はえで、口は耳までさけでいただっけど。ほの大きさは、ばんちゃんから見っど、天にもとどぐんであんめぇがっていうぐらい大っきぐ見えだもな。まんず、足のすねど石みでいにゴヅゴヅした膝小僧ぐらいしか見えくて、ばんちゃんは、鬼の足の親指ぐらいしかねぇっけど。
鬼だちは、お地蔵さまのどころまでくっど、鼻ばピクピクさせでよ、「人くせい、人くせい。おい、地蔵、人かぐしていねが?」って、あちゃこちゃ、さがしたんだけど。
クン、クン、クン。鬼はよ、ほんてん、鼻きぐんだね。あっというまに、お地蔵さまの後ろさかぐっでいだっけ、ばんちゃんば見つけでよ、着物のえりくびつかんで、ひょいともちあげだっけど。
ばんちゃんは、たまげで、「助けでけろっ!」って、さけんだっけど。
鬼は、ばんちゃんば見で、「なんだごだなしなびばんちゃんか。食ってもうまぐねべな。」って言ったけど。
「んだな。ごだなしなびばんちゃんか。食ってもうまぐねべな。ほだ、ままたき(飯炊き)ばんちゃんにしたらいいんでねべが?」って、べつな鬼、言ったけど。
「んだ。んだ。んだ。」って鬼だちは、みな言ったけど。
「おい、地蔵、ほしたら、ばんちゃんば、ままたぎどしてもらいうける! いいべな」
「ほいずぁ、困った。おれ、ばんちゃんのうんまい団子食わんねぐなっべしたん。」って、お地蔵さまがっかりしたんだけど。
「鬼どもがら、ばんちゃん見つかったんだばしかね。つれでいげ。ほのかわり、ばんちゃんば食ったりしたら承知しねぞ。ほの、ばんちゃんは、毎日、神も仏も、こころふかく信心していて、阿弥陀さまも、ばんちゃんの徳にまさるものはね。って言ってござるぐらいだがらな、ほのばんちゃんば食たりすっど、たちまち、阿弥陀さまの罰あだっぞ。」
「地蔵、いいごどおしぇでけだなえ。おらだは、このばんちゃんは食わね。ままたき(飯炊き)さすっから。」って、鬼はお地蔵さまさ、ほう言うど、
カンラ、カンラカラカラ。カンラ、カンラカラカラ。って大きな声で笑いながら、もどきた道ば、もどっていったど。
鬼どもは、ばんちゃんばつれでどごさ帰っていくんだべつね。
ゆめちゃん、知ってだが?
おらしゃねよ。
どごだべね? おっかないどごだべが?
ほして、ばんちゃんはどうなるんだべ?
………間………
話っ子長くなたがら、まだ明日な………
おら、おっかねぐてねむらんねじゃ。
うんだが、ばんちゃん、ゆめちゃん、大好きな子守唄、うたっでけっから。
ほんてん。ばんちゃん。
ん、んだがらはやぐねっべは、なっ。
ん………。
ゆめちゃんは、ばんちゃんと一緒に布団さはいって、ちっちゃい目ば閉じた。
ばんちゃんは、ゆめちゃんに添い寝をしながら………
  ♪ おら家の おぼこば
    誰泣かせた
  誰も泣かせぬげんど
  おとりで泣いだんだ
  ねろねろや ほらほらや
   オワイヤレ オワイヤレヤ
   ねんねこっこ ねんねこっこや
おしげばんちゃんは、ゆめこちゃんさ、子守唄聞かせだ。いずのまにが、ゆめちゃんは寝だっけど。
  


Posted by ほんねず at 21:16Comments(0)山形の民話(置賜方言版)

2007年11月21日

「へらへらのへら1 」 (置賜-方言版)

「へらへらのへら1 」 (置賜-方言版)

「ばんちゃん、ばんちゃん、とんと昔、とんと昔、語ってけろ。」
おぼこたちの声が寝床から聞こえてきた。
今夜もばんちゃんは、孫にとんと昔を語りつぐ。
こうして、何百年も人の心のありようが受けつがれていぐんだべな。


設定:祖母-おしげ 孫-ゆめちゃん(四歳)

第一回 (全三回)

おら、ばんちゃんのとんと昔、おもしゃ(面白い)くて、大好きだぁ。
んだが、ゆめちゃん、おしょうしな(ありがとう)。
んだがら、まだ話っ子聞くだいな。
んだが、んだが、よしわがった。んだらまだ一づ話っ子ぶづがね。

………間………

とんとむがしあったけど。
ばんちゃんが一人で暮らしったっけど。
じんちゃんは、三年前、病気でぽっくり逝ったけど
ばんちゃんは、もどがら信心はしったけんども、亭主、なぐなってから、なおさら、深く、信心ば心がけだけど。
「どうが地蔵さま、おらいのじんちゃんは、あの世のごど、何にもしゃあねがらよっす、ほんてんよろしく頼むっす。ほのかわり、うんまい団子こしぇで、毎日、お供えさせでもらうがらよっす。」って言ったけど。

ゆめちゃんは、神さまどが、仏さまいるって知ってだが?
んぅ………?
信心っていうのはよ、自分の力だけではなじょしてもならねごどあっべ。んでも、毎日なんとが無事に暮らさせでもらっていっからよ、ほのごどばありがだいって思ってよ、んだがら、毎日よ、神さまどが仏さまさ、おしょうしな(有難うございます)って、ばんちゃんは手あわせるんだず。
んじゃ、おれも今度から、ばんちゃんといっしょに手ばあわせっかな。
んだが、んだら、ゆめちゃんも今度いっしょに手ばあわせっべな。

………間………

信心深いばんちゃんは、今日も仏さまさ団子おそなえすっべってこしゃえっだけど。ほのばんちゃん団子こしゃえんのんとじょんでよ、ほんてんまん丸ぐこしゃえだもんだがら、団子は仏さまさおそなえする前に、ひとりで庭のほうさころげでいったけど。団子はコロコロコロ、コロコロコロ、コロコロコロ、あらら、どごまでころがっていぐのやら………
ばんちゃんは、あわてで後をおっかげでいったられば、ちょうどお地蔵さまのまえさでだっけど。
お地蔵さまは、赤いよだれかけで口ばぬぐって、モグモグ、モグモグって何がくってだっけど。ほさ、ばんちゃんきたもんだがら、慌てでのどさつまってむせてしまたけど。
ばんちゃん、「あらら、お地蔵さま、なじぇしてござるっす、」って聞いだっけど。
ほしたら、お地蔵さま、「うまそうな団子、コロコロコロ、コロコロコロ、ころがってきたもんだがら、ごっつおなたけどごよ。」って言ったけど。
「いやぁ、うんまい団子だっけな。」って、お地蔵さま、ちゃっこいベロ(舌)ばだして、にこっと笑っけずもな。ほんてん、ちゃめっけあるお地蔵さまだなえ。
「まるで、ゆめちゃん見でだなえ………」
「おら、ほだなごどすねよ。」
「んだがや………」 ばんちゃんは、ゆめこちゃんばこちょばした(くすぐる)。
「ウフフッ。ばんちゃん止めで。こちょびたいず。」
んだが、ほんじゃ、話の続きはまた明日。
  


Posted by ほんねず at 11:21Comments(0)山形の民話(置賜方言版)